MJ伝道師の西寺郷太氏、MAICHAEL JACKSONを語る

日本のマイケル・ジャクソン伝道師、
NONA REEVES西寺郷太氏のマイケル・ジャクソンについての講演会に
会社を定時逃亡し雨の八王子まで行ってきましたよ。


その名も
「ありがとう!マイケルジャクソン!!
MAICHAEL JACKSONを語る(音楽監督 ミュージシャン 西寺 郷太)」。
ほんっと語りまくってたけど、時間足りなかったくらいおもしろかったなあ。


去年、西寺さんの1冊目の本を借りて
「こんなに文章から使命感が伝わってきたのは近年なかったかも!」というくらい
読んで衝撃を受け、2冊目も読んでいたので、ほんと行けてよかった。
東京バンザイ! 



講演内容は、
膨大な知見・経験と蓄積と愛と尊敬に裏打ちされているうえに
プロのミュージシャンならではの視点と関西弁で
おもしろかったを超えて勉強になりました。


一番伝えたかったテーマは
■「なぜ、マイケル・ジャクソンの再評価の波は止まらないのか?」
(web・youtube台頭で再評価の下地は実は整いつつあった上に
 へんな先入観のない老若男女にちゃんと浸透した)とか、


■マイケルは何を伝えたかったのか?の西寺さん意見
(限界を自らつくるなとか、どんなことがあっても自らの信ずるところを貫けとか)


だそうです。(ここは適当にはしょってメモ)


ほか、体系立てた分析と考察に
マニアですら知らなかった&考えてなかった仮説の登場で
充分おもしろかったんだけど、一番感動したのはこれ。

西寺さんの手書きレジュメが7枚も! 熱いぜMJ伝道師!


友人はマイケルマニアとしていろいろ新仮説などに喜んでました。

例えば・・・
・最近話題の、推定MJ隠し子のブランドンは、ガチでしょ説の、仮説
 「ブランドン」とは、MJの、生まれてすぐ亡くなった兄の名前。
 マイケルは、自分の子ども「プリンス」は自分の祖父の名前だったりするし、
 その名づけセオリーから言って、隠し子なのは結構確実なのでは?
 あと、才能や、たまにはっとさせられるほどMJに似てるダンスのときの身のこなしとか。


・なぜ、プロデューサーにクインシー・ジョーンズを選んだのか仮説


・MJが幼い頃の、あの大人びた歌唱は、天才的な模倣の才能で
 最初のプロデューサーのボビー・テイラーから学んだからではないか。
 会場で実際に一曲聞いたけど、納得だわあれは。


・3Dのディズニーアトラクション「キャプテンEO」はMJのキャリアにいらないと
 思っていたけど、MJが亡くなった翌年のディズニーランドによみがえる。
 奇しくも今、3D全盛時代!この時代との符合! さすがMJ!
 これによって、東京ディズニーランドは、MJファンにとってはMJのお墓として
 巡礼の地になっていいのでは(大意)。


などなど。


他に、個人的には、MJはすごいけど人物像までは興味がなかった私が
なんでこんなにマニアと一緒に掘り下げたくなるんだろう、という理由が
今日の講演会でよくわかりました。


MJという軸でマスコミを見ると、これだけで立派な研究材料だからだなと。
メディアを利用し注目度までコントロールした天才が
自らもメディアに叩かれ、有名税のレベルを超えてバッシングされ
ありあまる才能を定期的にアウトプットできなくなる原因を作ってしまった。
そして、あの特殊すぎる生い立ち。
奇妙に見える行動の原因は、実質なかった少年時代。
そのすべてをふまえても、亡くなってしまったのが惜しすぎる才能とスター性。


これだけで大学院とかいって調べ上げて論文書いてみたいくらい興味深い。
っていうかアメリカに腐るほどいそうだけど。
その前に英語がんばらなきゃ・・・。


それにしても、
英語圏でない日本でさえ西寺さん以外にも
びっくりするほどのおもろマニアがたくさんいて来週の命日に向けて
おもろイベント目白押しなんだから
アメリカなんて、生まれた国だしエンターテイメントの本場だし英語だし
どんだけおもしろい騒ぎが繰り広げられるんでしょう。


世界は広いな〜。