AERA「放射能がくる」表紙への感想

こうしているあいだにもまだ救助されてない人がいるし
糸井重里さんも
「闇の暗さをなげくのではなく、光の側を見ましょうよ。」
とおっしゃっているし(←信者)
どーせうまく説明できないんだからネガティブなことは書くまいと思っていたんだけど、書く!



(以下は個人的な感想です。悪口だから読んだら気分悪くなるかも)




AERAの「放射能がくる」の表紙。http://goo.gl/TiPCE  


あの表紙単体への感想は私にはありません。
私の感想は「『AERAが』やっぱりやったか」です。


「読んだ不特定多数の人が不安になる」とかいう
人に転嫁した批判をするつもりもないよ。
私という個人が嫌悪感を覚えたから悪口書いてみる。


あれはね、AERAに起こるべくして起こったことですよ。
週刊誌なんだからあれくらいのアオリって当然じゃん?
とかいうのとは違いますよ。

通勤用に何年も買っていたAERAを私がうんざりして買うのをやめた理由と
今回のあの表紙を作れちゃうことに対する嫌悪感に共通するものは
「人の不幸を飯の種にしていることへの自覚の欠如」
だと私は思っています。
あくまで私はね。


正確に言えば「不幸」でなく
「不安」を煽ることを飯の種にしている、かな。


同僚に借りてちょくちょく今でもざっと読むんですが、
東京に生きる20−30代の、就活や結婚や仕事や年収の、
たしかに実例はそんだけあるかもしれないが…という
不安を煽る特集をやってるのと
今回のあの表紙ができる回路は同じだと思います。


あー時間ないから(じゃあ書くなよ)うまく書けないけど。


私だって
マスコミは真実を大衆に伝える大切な役割が…とか
編集会議ってさー、とか
刺激的なコピーでキャッチーにして、伝えたいことを
より多くの人へ伝えたい、とか
そのへんの論理やよくある文脈は存じてますよ。


でも、この表紙に端的に現れたのは、
そういうことではないと思う。


あとね、「朝日新聞」っていうブランドで得?をしたりしているくせに
キャッチとかこういうところは2流誌的な極端さを使う、
そのあざとさというか品の無さにも、ほんとうに嫌悪感を覚えます。


ま、でも、買い占めよりこれに腹をたててる私のほうが少数派だろうし
人の揚げ足を取るのは簡単。


中身はまだ読んでないから
これからどっかで見つけたら読んでみようと思います。
でも、あれにお金を出すのはやだな…。


見方によっては、ここまで議論や注目を喚起した時点でOK、
という見方もあると思うから、今後もAERAはどんなにむかついても
これまで通りスルーしていきます。


今日も節電と外食に励みます。